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食事中にテレビをつけますか? ②

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食事中にテレビをつけますか? ②

 家内は知りませんが、僕には仕事や読み物に集中すると、周りの騒々しさに影響されないという特殊能力(!)があるのです。昔あったジャズ喫茶に入り浸って、読書をしていましたから。あの凄まじい騒音の中で、気持ちよく昼寝をしたものです。それはともかく、大の大人が作るものとはとても思えないような最近のテレビのつまらなさ、これは大問題ではないでしようか。

 東大生がどうしたとか、何とか御殿とか、オモウマイ店がどうしたとか、よくも何年も続けてやっているものだと思います。見るほうの能力も問題ですが、あのような番組を作る人間の能力も、いや、人間としての感性にこそ問題があるような気がしてなりません。

 テレビ番組を作成している皆さん、今は重大な時だと思います。つまらない娯楽番組を引きも切らず作るのではなく、我々の目を覚ましてくれるような、あなた方の人生を賭けた作品を見せていただけたらと思います。

 僕は何もこんな大袈裟なことを言いたくはなかったのです。僕の見間違いなら謝ります。しかしこの太平楽の世の中が長く続かないような気がしてなりません。どなたか、ご意見を聞かせていただけませんか。

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山本光伸プロフィール

 札幌で出版社・柏艪舎と文芸翻訳家養成校・インターカレッジ札幌を経営しています。
 80歳で小説家デビューを機にブログをはじめました。
 ロバート・ラドラム『暗殺者』、アルフレッド・ランシング『エンデュアランス号漂流』(新潮社)、ボブ・グリーン『デューティ』(光文社)他、訳書は200冊以上。

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