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評論
三島由紀夫の嘆きについて考える ②
三島由紀夫の嘆きについて考える ② 僕はいつも、他人のゴミ出しの様子を窺がっているような人間が嫌いだと言っていますが、この手の類いの、小さな正義感を振り回して悦に入っている人間はまず、小説を読んでいませんね。あなた方の周りにもいっぱいいるでしょう。立派なことを言いながら、妙に一つのことにこだわる精神バランスのおかしな連中が。もしこういう人達が世の中の大半を占めているとしたら? -
評論
三島由紀夫の嘆きについて考える ①
三島由紀夫の嘆きについて考える ① 僕はいつでしたか、小説を読まない人間は信用できない、と言いましたが、その思いは今日もなおいささかも変わっておりません。ただしこれには例外があります。僕の友人で、町の寿司屋のご主人が居ます。僕と同年配で、よく二人で飲みに出かけたりします。そこで僕が思うのは、彼らは人生から読書以上の物を学んでいるということです。 -
人生について
読書で得られるものとは? ③
読書で得られるものとは? ③ 考えてみれば、一冊も本を読まない若者がやがて結婚して子供を育てるようになる。現代日本に充満している“中庸観”は、この読書離れから来ているのかもしれません。日本人の多くが目先の利益しか追わなくなったとき、日本はいったいどうなるのか? -
人生について
読書で得られるものとは? ②
読書で得られるものとは? ② 読書は最良の“時間潰し”である。そう思い定めた人にこそ、読書はたまさかの“恩恵”を施してくれるのかもしれません。 -
人生について
読書で得られるものとは? ①
読書で得られるものとは? ① 今回は「読書について」話したいと思います。僕は確かに、二十代、三十代と大変な読書家だったと思いますが、それが僕の人生にとってどんな意味を持っているのだろうと考えると、どうにも釈然としないものを覚えます。
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