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人生について
父の死に際 ②
父の死に際 ② 僕は愕然としました。何が何だかよくわからないままに、僕はタクシーを呼んで逗子から東京まで駆け付けました。愕然とはしたものの、僕は比較的冷静だったようです。親父はもう十分に生きたんだ、という思いが強く迫って来たのです。第二次大戦を生き抜き、男の子3人を妻とともに育てながら、文句一つ言わずに、家族に尽くしてくれた。親父さん、有難う! 僕にはその他の言葉が思い付かず、一時間ばかりの間、タクシーの中でその言葉をずっと繰り返していたのです。 -
人生について
父の死に際 ①
父の死に際 ① 鈴木邦男氏が亡くなり、彼のことを考えているうちに、僕は父が死んだ日のことを思い出しました。父は67歳で亡くなりました。ちょうど哲平が生まれ、僕たちも自宅を逗子に移して2年ほどが経った頃で、僕の自律神経失調症が始まったのもその頃でした。
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