文芸翻訳– tag –
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人生について
大学は必要か? ①
大学は必要か? ① さて、今回は「大学」について話したいと思います。しかし僕が言いたいのは、大学の特徴やら有効性ではなく、日本人にとって果たして大学生活は必要かということです。現在でも、日本人の若者の60%近くが短大および大学に通っているそうです。 -
人生について
即断即決の男 ③
即断即決の男 ③ どうしょうか、と僕は思いました。とそのとき、電車は新宿に到着し、僕は他の乗客に押されるように降りてしまったのです。ああ、と僕は思いました。俺は逃げたんじゃないのか、という思いが込み上げてきたからです。僕は朝日生命の剣道場に歩きながら、もしあの若者が知人だったらどうしていただろうと考えました。 -
人生について
即断即決の男 ②
即断即決の男 ② 僕にとって、それは無念なことでした。僕は大学へ入って三鷹の下宿で暮らすようになり、ほとんど会う機会もなくなってしまったのです。そして二十歳を迎えたある日、僕は性格を変えようと思い到りました。何事もくよくよと考え込む自分を、全てに即決を旨とし、しかも即断でゆこうと決心したのです。僕が自律神経失調症に陥ったのもおそらくはそれが原因でしょう。 -
人生について
即断即決の男 ①
即断即決の男 ① 今回の話題は「自分の性格」です。自分の性格には、好きな部分と嫌いな部分があるはずです。嫌いな部分の多い人は内向的になり、好きな部分の多い人は外交的になる、などの一般的な想像は付くものの、はっきりとしたことは分かりません。 -
人生について
健康の代償 ②
健康の代償 ② そう考えてくると、僕は病気にならなかった分、人生さまざまな問題で苦労するのではないか、という気がするのです。みなさんはどう思われますか? -
人生について
健康の代償 ①
健康の代償 ① 今回は「病気」について、です。さて、僕は病気音痴とでもいいますか、まるで病気とは縁のない生活を送ってきました。 -
人生について
幸せな人生とは ②
幸せな人生とは ② 民主主義や共産主義の問題はとくに大学時代に勉強したものです。それが実際の人生では、自分の人生が惨めになればなるほど共産主義へと――全く気付かずに――引きずり込まれていたのです。 -
人生について
幸せな人生とは ①
幸せな人生とは ① 今回は、「幸せな人生とは」という問いを考えてみましょう。これは難しい質問ですね。千差万別のアプローチがあるため、一概に言い切れることではありません。僕は今と昔の幸福感について、のんびりと!考えてみたいと思います。 -
人生について
新年明けましておめでとうございます。
新年明けましておめでとうございます。 いよいよ2023年ですね。今年こそが、柏艪舎にとっての誇るべき〝新年〟になるはずです。我々はそれを期待し、実現させるべく全身全霊を捧げるつもりです。 -
人生について
2022年に思う
2022年に思う さて、2022年が終ろうとしています。僕が80歳になって1年です。僕にとっては、この1年ほど長く、苦難に満ちたことはありませんでした。作家丸山健二氏との約束が守れずに、全集刊行が頓挫したのが3年前、その直後に脳梗塞で3週間の入院。そして退院してからです、僕の苦しい日々が始まったのは。