山本光伸– tag –
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人生について
宮本武蔵の二天一流――現代に生きる古武術 ①
宮本武蔵の二天一流――現代に生きる古武術① さて、剣道についてはほとんど果てしなく語れる気がするのですが、ここでは北海道に居を移してからの話にしましょう。 ……僕はある人と知り合いました。宮本武蔵の二天一流の師範で、M先生という方です。 -
人生について
「湘南剣友会」の思い出 ②——道場破り現る
「湘南剣友会」の思い出 ②——道場破り現る 湘南剣友会ではこんなことがありました。土地が鎌倉ということもあり、剣道クラブはいくらでもありました。そんな中を、剣道具と竹刀を抱えた中年男性が武者修行と称して渡り歩いているのです。その彼がある日、僕のクラブにやって来たのです。 -
人生について
「湘南剣友会」の思い出 ①——翻訳と剣道
「湘南剣友会」の思い出 ①——翻訳と剣道 今度は、運動をテーマに考えてみましょう。僕は運動が大好きです。この “運動好き”が高じて、サラリーマンになりたくなかったのではないかとさえ思えます。 -
小説
三島由紀夫事件について ③ ——「三島はともあれ森田の精神を後世に向かって恢弘せよ」
三島由紀夫事件について③ 「三島はともあれ森田の精神を後世に向かって恢弘せよ」 それにしても、と僕は思いました、三島先生はなぜ死ななければならなかったのか、と。あの日、彼らの中には将来の展望は何一つありませんでした。そのように思います。「三島はともあれ森田の精神を後世に向かって恢弘せよ」という指示以外には何も見当たらない。 -
小説
三島由紀夫事件について ② ——楯の会隊員たちと取り調べ室に
三島由紀夫事件について② ——楯の会隊員たちと取り調べ室に 三島事件の時、僕は東京の中野に住んでいて、Tは前夜から泊まりに来ており、翌朝早くに市ヶ谷へ出かけて行きました。そして昼前に、僕は女房の悲鳴で叩き起こされたのです。テレビを見ると、三島氏自殺!の文字が躍っています。 -
小説
三島由紀夫事件について ① ——彼をうまく死なせてください
三島由紀夫事件について ① ——彼をうまく死なせてください 50年ほど前の三島事件の話をしましょう。 …その時に耳にしたのが、三島さんが“楯の会”なるものを作るという話でした。 僕はすぐに、その会に参加しようと考えました。 -
人生について
幸せですか? ②——翻訳家に復帰します!
幸せですか? ② たとえば、今僕は自分の小説を皆さんに読んでいただきたいと考えています。それも電子書籍にして。現在、日々ブログを書き綴り、いよいよ2ヵ月に一度、僕の小説が紹介されはじめました。僕はそれがしみじみと嬉しく、皆への感謝の気持ちでいっぱいです。それからもう一つ -
人生について
幸せですか? ①
幸せですか? ① 実を言えば、僕は今、自分が幸せなのか不幸せなのかよくわかりません。夜寝る時には幸せだと感じていたのに、朝方、悲しい夢を見て涙混じりで目覚めたりすると、一日中、その思いに捉われたりします。 -
翻訳
『トップガン』翻訳裏話 ② ――名作について考える
『トップガン』翻訳裏話 ② ――名作について考える 翻訳家にとって、自分の関係した作品がみなに取り上げられるのは嬉しいことです。 しかしながら、僕はこの「トップガン」第二弾を見たいとは思いません。名作は一作でいいのです。 -
翻訳
『トップガン』翻訳裏話 ①
『トップガン』翻訳裏話 ① 今回の話題は、「トップガン」。 北海道へのバイク旅行を計画して東京の事務所に向かいました。するとそこへ、角川書店の編集者から電話が入ったのです、緊急の仕事だが、何とかならないか、と。僕はまず断りました。