山本光伸– tag –
-
翻訳
僕が翻訳家になるまで ②
僕が翻訳家になるまで ② さてその“翻訳”のほうですが、僕にはどうしても、翻訳家であることの“罪悪感”みたいなものが付いて離れないのです。どうしてそうなのか、理由ははっきりわかりませんが、僕にはやはり第二次大戦中の生まれであることや、十代の若さでアメリカ生活を一年送ったことなどが原因となっている気がしてなりません。 -
翻訳
僕が翻訳家になるまで ①
僕が翻訳家になるまで 先述したように、僕が翻訳家になった理由はかなりいかがわしいものでした。とにかく剣道家になりたくて、しかしそんなに上手でもない僕にとっては、収入の道を確保することが重要だったわけです。それで翻訳家と剣道家の双方をめざす生活が始まったわけですが、結果的にはいくつかの、今思えば天の助けとしか思えない理由によって剣道を諦め、翻訳業への道を進むことになったのです。 -
人生について
偏食のある人は公平か? ②
偏食のある人は公平か? ② てな具合で、他にも嫌いなものは沢山あります。たとえばタチです。あのぐにゃぐにゃしたものを見ると、ヘドが出そうになります。さらに言えば、魚類も好きではありません。とにかく食べる際に口の中で小骨を抜き取る作業が嫌なのです。とは言え、刺身や寿司は大好きでよく食べますし、天麩羅も超大好きです。つまりは、魚の小骨をどうするかが大問題なわけです。 -
人生について
偏食のある人は公平か? ①
偏食のある人は公平か? ① さて、今回は旅に付き物の「料理」についてです。僕は食べるのは大好きなのですが、何を食べるかにはさほど関心がりません。その時、その場で出されたものを有り難くいただきます。そう言うと、僕は何でも食べる大食漢のように思う人もいるかもしれませんが、実はそうではありません。嫌いなものが沢山あるのです。 -
人生について
恐山の魅力 ②
恐山の魅力 ② 僕はそれまで、ここで死ねたらいいのに、なんて思ったことは一度もありません。それがふとそう思ったのですから、やはり不思議な気がしますね。浜辺には人の足跡もなく、僕はそこに腰を下ろしてじっとしていました。 -
人生について
恐山の魅力 ①
恐山の魅力 ① 今度は「恐山」について話ましょう。皆さんは、下北半島にある恐山に行ったことはおありですか? あるいは、そこへもう一度行きたいと思われますか? 僕はもう5回近く行っています。とにかく、あの山の雰囲気が好きなのです。 -
人生について
親友のこと ②
親友のこと ② 仕事は4つありました。翻訳の仕事、会社の経営、翻訳学校の経営、そして新聞記事の執筆です。1つでも大変なのに、それが4つというのは予想外でした。 -
人生について
親友のこと ①
親友のこと ① ところで、今回は「親友」について話してみましょう。皆さんには大勢の友人や親友がいることでしょう。彼らとはいつも仲良くしていますか? 僕にも何人か変えがたい親友がいたのですが、何ともう、その全員があの世へ旅立ってしまったのです。 -
人生について
鈴木邦男さんのこと
鈴木邦男さんのこと さて、鈴木邦男氏の死去についてです。僕は半ば予期していたため、特に驚いたわけではありませんが、それでも深い喪失の念に捕らわれています。 -
人生について
食事中にテレビをつけますか? ①
食事中にテレビをつけますか? ① 次の話題は「テレビ」ですね。現在、大抵の家にはテレビが二台はあるんじゃないでしょうか。そして一番大きな部屋の中に一番大きなテレビが置いてある。いったい、家族全員で食事をしながらテレビを見るという風習は、いつから出来たのでしょう? どうして居間と食堂は別にならないのか。